車所有とカーシェアを左右に対比したイメージ。月2回なら年間いくら違う? 月2回・1回3時間・30kmの固定条件の概算。

週末の買い物に使う車、持つと借りるでは何が違う?

車があると便利。でも、使うのは週末の買い物や、たまの外出だけ。

そんなとき、「あまり乗らないならカーシェアの方が安いのでは」と考えることがあります。一方で、15分ごとの料金だけを見ると、何時間も借りるのは高く感じるかもしれません。

比べたいのは、目の前の利用料金と車の購入価格ではなく、同じ使い方をした場合の年間費用です。

この記事では、月2回、1回3時間・30kmの例から始めます。数字は「照らしてみる」の既存ツールの固定条件で計算した概算です。全国の平均維持費や、あなたが実際に支払う見積額ではありません。

月2回・1回3時間・30kmなら、年間いくら?

すべての利用を1回3時間・30kmとし、毎月同じ回数だけ使う比較です。カーシェアはタイムズカーのベーシック・個人プラン・ステージ1を12カ月継続する条件。所有はヤリス HYBRID X・2WDを現金で新車購入し、6年間保有して売却するモデルです。

利用回数カーシェアの年額レンタカーの年額所有の年平均額
月2回(年24回)68,160円202,963円約478,600円
月8回(年96回)272,640円811,851円約491,900円
月20回(年240回)681,600円2,029,628円約518,500円

月2・8・20回の所有・カーシェア・レンタカー年額をゼロ起点の共通軸0〜210万円で比較。元の数値と条件は本文の表に掲載。月2・8回は売却額警告対象。

月2回の行では、表示額同士の差は410,440円、約41万円です。駐車場代月16,000円や売却想定額130万円などを置いたこの固定条件での比較であり、一般的な節約額や、車を手放した場合の実際の削減額を示すものではありません。

レンタカーはヤリスのハイブリッドを車種指定し、本州・四国・九州の通常期間、公式Web予約の会員料金、車種指定料・免責補償料・燃料費を含めています。カーシェアと同じ車両・同じ補償内容を保証する比較ではありません。

所有は駐車場代月16,000円、6年後の売却額130万円、燃費27.6km/L、ガソリン170円/Lなど、後述する固定条件です。カーシェア・レンタカーの年額は1円単位、所有の年額は100円単位で四捨五入しています。

月2回・月8回の年間走行距離は720km・2,880kmで、ツールの売却額に関する警告対象です。売却額130万円は走行約3万〜4万kmの参考事例から置いた仮定で、この低走行条件に合わせて再査定した額ではありません。月20回では年7,200kmです。

月2回のカーシェアが年68,160円になる計算

タイムズカーの公式料金では、ベーシックは15分220円。3時間なら12区分で2,640円です。時間料金で利用する場合、走行20kmを超えた分に1km20円の距離料金がかかります。

30km走る例では、距離料金は10km分の200円。合計は1回2,840円です。

これを月2回使うと5,680円、12カ月では68,160円になります。ガソリン代をさらに加える必要はありません。

個人プランの月額基本料金880円には、同額の無料利用料金が付きます。この例では毎月の利用料金が880円を超えるため、月5,680円に880円を重ねて足していません。利用がない月は880円がかかり、無料利用料金の翌月繰り越しもありません。

ここでは入会時のカード発行費、追加の安心補償サービス、給油・洗車による割引、キャンペーンなどは含めていません。予約する際は、その時点の料金と必要な補償を確認してください。

所有の費用には「乗らなくてもかかる分」がある

所有の比較モデルで置いている、燃料費を除く年平均額の内訳です。現金購入・6年保有を前提に、購入費用の一部や車検費用を年平均にしています。

項目年平均額比較モデルの前提
車両実質負担158,250円本体224万9,500円から売却想定130万円を引き、6年で割る
購入時諸費用約16,667円購入時10万円を6年で割る
自動車税30,500円1.0L超1.5L以下の設定額
任意保険35,020円特定の見積事例を参考にした設定額
駐車場192,000円月16,000円を12カ月分
車検30,000円3年目・5年目に各9万円を置き、6年で割る
その他整備約11,733円6年間70,400円という比較用の仮定
合計474,170円燃料費を除く年平均額

燃料費を除く所有の年平均額474,170円。駐車場192,000円、車両実質負担158,250円等をゼロ起点で比較。固定モデルで全国平均ではありません。

購入時諸費用とその他整備は表示上だけ1円単位に丸め、合計は丸め前の値から計算しています。新車時の法定費用は購入時諸費用に、4〜7年目分は2回の車検費用に含め、別項目で重ねて加えていません。

この所有額は「今年払うお金」とは違う

年平均額は、6年間の比較をしやすくするための物差しです。購入する年にはまとまった支払いがあり、売却代金を受け取るのは6年後です。毎年同じ額を支払うわけではありません。

本体224万9,500円は、トヨタの2026年2月版グレード比較表にあるHYBRID X・2WDのメーカー希望小売価格と照合しました。実際の販売価格や地域・オプション・諸費用によって購入額は変わります。

任意保険35,020円は全員に適用される保険料ではありません。駐車場月16,000円も全国平均ではなく、既存ツールが大阪市平野区の参考相場から置いた設定です。売却額130万円、燃費27.6km/L、ガソリン170円/Lも将来の実額を保証する数字ではありません。その他整備も公式の全国共通額ではなく、比較用の仮定です。

月2回の例では、燃料費は年720kmを27.6km/Lで割り、170円/Lを掛けて約4,435円。燃料費を除く474,170円に加え、100円単位に丸めると約478,600円になります。

ここにはローン金利、資金の機会費用、タイヤ交換、洗車、事故の自己負担、故障の臨時修理、高速道路料金、出先の駐車場代、購入時諸費用10万円を超える部分は含めていません。新しく買う比較なので、すでに持っている車を「あと1年維持するか」という判断にそのまま当てはめることもできません。

回数が増えると逆転する。でも「月何回」が共通の答えではない

最初の表では月2回・月8回ならカーシェア、月20回なら所有の金額が低くなりました。ただし、これは3時間・30kmという一つの条件での結果です。

1回1時間の買い物と、24時間の旅行では料金の増え方が違います。長時間利用の上限料金、距離料金、会員ステージによる特典もあります。所有側の駐車場代や保険料が違えば、比較結果も変わります。

そのため、この3例から「月何回を超えたら必ず所有が得」とは言えません。ツールにも、すべての使い方に共通する損益分岐回数を自動で出す機能はありません。

今回の表はステージ1なのでeチケット割引を使っていません。ステージ3・4を選ぶ場合、ツールは特典を扱いますが、最大時間料金が適用される利用でのeチケットの控除方法は公式確認中です。現在は割引を少なめに見積もる方式を使い、その旨を結果画面に表示します。

安さ以外に、実際に使えるかを確かめる

金額が低くても、必要な日に使えなければ生活には合いません。

  • 自宅からステーションや営業所まで、無理なく移動できるか
  • 休日や雨の日にも、必要な車を予約できそうか
  • チャイルドシートや荷物を毎回載せ替えられるか
  • 返却時間を決めずに使いたい場面が、どれくらいあるか
  • 故障・事故・補償の条件や、予定変更時の負担を確認したか

家族の送迎や急な用事に使えることも、所有する価値の一つです。ツールは、その便利さに値段を付けたり、最終的な正解を決めたりはしません。

自分の利用回数・時間・距離で比べてみる

まず直近1カ月を思い出して、何回、何時間、何km使ったかを書き出してみてください。

車の持ち方を照らしてみるでは、利用頻度・1回の時間・距離・カーシェアのクラス・会員ステージから、3方式の年間費用と内訳を比較できます。

この記事の例は、単位「月」、回数「2」、時間「3時間」、距離「30km」、クラス「ベーシック」、会員状態「未入会・不明」または「ステージ1」で再現できます。回数を8、20へ変えると、表の別の行を確認できます。

所有の車種・駐車場代・売却額などは固定モデルで、入力から自由に変更する機能はありません。「計算条件・根拠」を開き、自分の条件と違う部分を確認してください。

車を手放す結論を急ぐ前に、固定費、借りる費用、実際の使いやすさを同じ紙の上へ並べる。その判断材料を作るための比較です。

出典と確認範囲

以下の公式資料を2026年10月17日に確認し、記事で使う料金・条件を既存ツールと照合しました。購入・予約時には最新の表示を確認してください。

所有費のうち任意保険・駐車場・車検・売却額等は、既存ツールが2026年9月23日確認の参考事例などから置いた比較条件です。本記事で現在の相場を再調査して確定した値ではありません。その他整備・購入時諸費用も含め、条件の分類と元の参照先はツールの「計算条件・根拠」で確認できます。